今の日本政治の対立軸はこれだ! - 民主もダメ、自民もダメ、じゃあどうする?
a0029616_1184321.jpg

「財務省・日銀政策レジーム」(注1)とは、増税・金融引締め路線のことです。
与謝野馨大臣に代表される路線(注2)ですね。

1、財務省・日銀政策レジーム(上記図の縦軸)の点

今のデフレ(注3)の状況、さらには東日本大震災の影響により景気が悪化している状況を考えれば、増税・金融引締めは、さらなるデフレを招いてしまい危険だと思います。

増税すれば人々の消費をしようという意欲が減りますので、モノの値段をさらに安くしないとモノが売れないようになってします。
金融引締めをすると市中のおカネの量が減ってしまいモノの価値がおカネの価値よりもさらに下がることになってしまうので、ますますデフレになります。

デフレを止めるためには「財務省・日銀政策レジームからの脱却」が必要です。

2、産業構造(上記図の横軸)の点

グローバル経済の下、今後、自動車産業に代表される既存の産業は中国やインドといった新興国に追いつかれてしまい、日本の労働者は新興国の労働者と競争しなければならなくなってしまいます。
すると、日本の労働者のお給料は新興国並になってしまいます(平均利潤率均等化)。

これを避けるためには、今後成長を見込め、新興国がまだ手をつけようとしない産業分野(注4)に産業構造を転換する必要があると思います。
グローバル化の中で日本が生き残るためには「産業構造の改革」が必要です。

3、民主党と自民党、どっちもダメ

僕は、政権交代によって、以下のようになるのではないかと期待しました。
民主党が「財務省・日銀政策レジームからの脱却」「産業構造の改革」(上記図の④の路線への転換)をしてくれるのではないか。
もし民主党がダメだとしても、野党になった自民党が政権奪回のために④の路線へ政策転換するのではないか。
ところが、どちらもダメでした。

労働組合に支持されている民主党、経済界に支持されている自民党には、産業構造の改革に踏み切ることができないようです。
財務省・日銀レジームからの脱却についても、財務省や日銀に太刀打ちできる知識や能力を有する政治家は民主にも自民にもほとんどいないので(特に執行部の人たち)、とても無理なようです。

(注1)政治学者の斉藤淳さんの言葉です。
(注2)経済学者の高橋洋一さんが言う「財政タカ派」の路線。
(注3)物価が下がり続けている状態。
(注4)例えば、自然エネルギー・再生可能エネルギーなどの分野。

人気ブログランキングへ
[PR]
by asatte_no_houkou | 2011-04-20 01:25 | 政治・経済に一言
<< 浜岡原発を止めよ(青木理の眼) 保守の立場から原発問題を考える... >>