2011年7月に起こったニュースで気になったもの10個
a0029616_1454482.jpg

2011年(平成23年)7月に起こったニュースで気になったもの10個を選んで、ツッコミを入れました。

・電力会社、保安院がヤラセ
ホント腐ってますね。「絶対安全」を信じているのなら、正々堂々とそれを主張すればいいだけなのにこんなヤラセをやるなんてね。よっぽど後ろめたいことがあったんでしょうね。それにしても、情報化が進み、内部告発がバンバン行われている今日、こんな単純なヤラセがバレないと思った頭の悪さはどうにかならんかね(笑)。ヤラセや情報隠蔽などのやりすぎで、よっぽど感覚が鈍磨していたのか。それとも本当に頭が悪いのか。電力会社は総括原価方式というのを採用しているので、「コストを削減しよう」という意識が働かず、電力料金をべらぼうに高く設定しています。それゆえ、めちゃくちゃ儲かる。電量会社は、儲けた金を地域のメディアや経済界にばら撒き恩を売ることで、事故が起きようが何が起ころうが地域の人たちが電力会社に文句を言いにくい構造を作り出しています。これは非常に問題です。福島の悲劇を2度と起こさないためには、総括原価方式や地域独占を見直すことが絶対に必要です。

・ノルウェー銃乱射
事件直後、犯人の思想や経歴について書かれた新聞を読んで、「日本で言えばネットウヨクみたいな奴なのかなぁ」との感想を持ちました。その後、報道で、この犯人は麻生元首相に好感を持っていたとの事実を知り「まんまじゃん!」と(笑)。ネットウヨク的な人が出現する背景には、「居場所」がないことに伴う疎外感があります。その埋め合わせのために、大いなるもの・崇高なるものと自分とを一体化させる。この場合、排外主義的になる傾向があります。ノルウェーなどヨーロッパでは、反イスラム主義であったり、移民排除の思想であったりしますね。この犯人の生い立ち、境遇がどのようなものであったかは今後の報道を待ちたいですが、おそらく犯人は「居場所」がなく強い疎外感を抱いていたのでしょう。

・中国高速鉄道事故
他国の技術をパクって劣化したコピーを作るというのが中国のお家芸なのですが、多分に漏れずこの高速鉄道のシステムもその一つであったようです(注)。とりわけ問題なのは事故後の対応ですね。埋めたり掘り起こしたりと。お粗末としか言いようのない杜撰な対応で、遺族の感情を逆なですると同時にシステムへの不信感を増大させました。国際社会は、「情報を隠せば、何にもなかったことになる」という中国の体質(まあ、日本の電力会社も同じような体質ですが・・・)をまざまざと見せつけられたわけです。中国の鉄道省というのは非常に強い力を持っていて、中国共産党などの監視が行き届かない存在だったといわれています。今後この事故をきっかけにして、どう変化するかが注目されますね。

・菅総理、仙谷官房福長官の献金疑惑
菅総理と仙谷官房副長官の二人に政治献金についての疑惑が浮上しました。菅総理の問題については法的に問題があるわけではないようですが(菅総理の主張が正しければ)、北朝鮮とつながりの深い団体に絡んだ疑惑であり徹底した説明責任が求められます。もちろん政治家の責任は結果責任であり、菅総理と北朝鮮との間にパイプがある結果、拉致問題などが解決に向かうとすれば「結果よければすべて良し」なわけですけどね。いずれにせよ菅、仙谷の二人には丁寧な説明責任が求められます。かつてあれだけしつこく小沢一郎氏に対して説明責任を求めたお二人のことですから、自らの疑惑についても当然きちんと説明してくれますよね。

・南スーダン独立
独立の背景には宗教や民族の問題があるわけですよね。イスラム教とキリスト教、アラブ系と黒人系。それ以外に、アメリカや中国といった国々の思惑も背景にあります。石油の利権に絡んだ大国の思惑ですね。アフリカの国々ってのは、歴史的に大国の思惑に翻弄されてますね。国境線が直線というのは明らかにおかしいですしね。南スーダンに油田があるのですが、北スーダンに輸出港へのパイプラインがあることもあって、これまで北が南を支配していました。そのこともあって南はとても貧しい。今後はケニアへの新しいパイプラインを建設するなどによって南スーダンの経済発展を図る必要があります。ただし石油は有限の資源ですから石油に依存しすぎてしまうと他の産業が衰退してしまい「石油がなくなれば一貫の終わり」となってしまいます。農業など他の産業への投資をすることによって産業の多角化を進めることが必要となってきますね。

・イギリス大衆紙「ニューズ・オブ・ザ・ワールド」廃刊
金儲けのために愛国心を煽りたて戦争賛成へと世論誘導するという、とんでもない男(ルパート・マードック氏)が率いるイギリスの大衆紙ニューズ・オブ・ザ・ワールド。168年の歴史がある新聞なのですが、このたび廃刊になってしまいました。誘拐殺人事件の被害者など400人もの人たちの留守番電話を盗み聞きしていたからです。マードック傘下の別のメディア(FOXテレビ)でも同様の盗聴疑惑があり、今後の捜査次第ではさらなる動きがあるかもしれません。政界との癒着も指摘されています。この点についても徹底的な検証をしてもらいたいですね。

・東電OL殺人事件
検察というのは、最初に筋書きを作り、あとからそれを裏付ける証拠を見つけ出していくという手法を採用していると言われています。ですので、筋書きの裏づけにとって都合が悪い証拠については平気で隠してしまいます。今回、被害女性の体に残っていた精液のDNA鑑定が行われ、現場に残されたマイナリ受刑者とは別人の身元不明の体毛と型が一致しました。要するに、別人が犯行現場にいた可能性がでてきたのです。東京高裁は、マイナリ受刑者以外が現場の部屋にいた可能性を否定して無期懲役判決を言い渡したわけですから、DNA鑑定により判決の前提が完全に否定されました。なぜもっと早くDNA鑑定が行われなかったのでしょうか。それはDNA鑑定をしてしまうと検察が最初に作った筋書きが否定されてしまうおそれがあるからです。つまり検察の勝手な都合(検察のメンツ)により被告人にとって有利な証拠が隠蔽されてしまっていたわけです。検察って恐ろしい組織ですね。

・円高76円
新聞を読んでいると「円高の要因はアメリカの債務上限引き上げ問題など海外のファクターなのだから、日本一国ではどうにもならない。やれやれ」的な論調が多いようにも思うのですが、そんなことはありません。円高の主たる要因はドルに対して円の供給量が少ない点にあると考えるべきだと思います。東日本大震災直後、一時的に日銀は資金供給の伸びを高めましたが、5月6月は逆に引き締めてしまいました。一方、アメリカは前月比で3%以上の水準でドルの量を増やしています。ドルの供給量はどんどん増えているのに円は増えていないとなると、円の価値が高くなるのは当然です。政府日銀は金融政策を駆使することによって円の供給量を増やすべきです。

・更新料訴訟最高裁判決
昔と違って今は賃借人が賃貸人に比べて一方的に不利な立場に立たされているわけじゃないんですよね。とくに今は不動産業界は借り手市場だしね。ですので、更新時に更新料が発生することを知らされないで契約した場合はともかくとして、きちんと説明があった上で契約した場合については、賃借人は更新料を支払わなければならないのは当然のことだと思います。最初から織り込み済みなのだからね。それが嫌なら、更新料がない物件を探して借りればいいだけの話です。最高裁の判決は妥当なものだと思います。

・原発ストレステスト
日本の原発の大半はGEのマークⅠ型という地震を想定していない設計のものです。地震大国であり、地震活動期に入ったと言われている日本がこのような原発を稼動させることは大変危険なこと。菅首相の事故への一連の対応はお粗末なものではありますが、ストレステストを行うという判断は正しいものであったと思います。一部に「海江田大臣がかわいそう」みたいなことを言う人がいますが、そもそもストレステストなしに再稼動するなんてことはありえない話です。むしろ批判すべきは経産省の言いなりになって暴走した海江田大臣の方だと思います。

(注)これはあくまで冗談で、中国はきちんと各国から技術提供を受けています。高速鉄道に関してはパクリではありません。

人気ブログランキングへ
[PR]
by asatte_no_houkou | 2011-08-02 14:23 | ニュースまとめ
<< 井倉洞に行ったよ ― その1 どんどんばれる、東電の嘘 >>