NHK「シリーズ原発危機 安全神話~当事者が語る事故の深層」を観た。
NHK「シリーズ原発危機 安全神話~当事者が語る事故の深層」を観た。
原発の安全審査指針の策定、改訂に関わった官僚、専門家、電力会社へのインタビューを通じて、「安全神話」の背景には何があったのかを探る番組である。
電力会社に安全対策を丸投げする当事の政権、経営上の事情を優先させる電力会社・・・
当事者の無責任な体質が浮き彫りになる。

番組キャスターが番組の最後に語った言葉が印象に残った。

 私たちが取材した人たちの多くが今回の事故について反省の弁を述べていました。その一方でなお、「最悪の事態には至っていない」とか「これほどの事故はもう起きない」などと、事態を小さく捉えようとしていたこともまた事実です。リスクに向き合おうとしない体質は依然変わっていないのではないか、それが私たち取材班の実感です。

 しかし、原発のリスクに向き合ってこなかったのは、果たして国や電力会社だけだったのでしょうか。事故が起きてからしかその問題点を指摘することができなかった私たちメディアも、原発の安全神話に囚われていたことは否定できません。

 問題に気付きながらそれを曖昧にし、時にはなかったことにしてしまう、これを日本社会の特徴だと片づけてしまってはいけないと思います。原発の安全は地域社会の存立、そして人の命にかかわる問題だからです。

 今回の事故で、原発に絶対の安全はないということが明らかになりました。福島第一原発が廃炉になるまでに30年以上かかると言われています。私たちはこれからも長い間原発のリスクに向き合わねばならないことを忘れてはいけないと思います。


人気ブログランキングへ
[PR]
by asatte_no_houkou | 2011-12-07 03:37 | 社会の時間
<< 2012年1月に起こったニュー... 2011年11月に起こったニ... >>