あの天木直人氏も呆れた『親北朝鮮派』の反論
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天木直人という元外務官僚がいる。
アメリカに追従する小泉政権を猛烈に批判している人物である。
正直なところ私は彼のことを胡散臭く感じている。

■なぜ彼は外務官僚時代に内部から改革をしようとしなかったのであろうか?
日本のアメリカ追従は今にはじまったことではない。
戦後一貫とした日本の外交政策である(冷戦の前後では意味合いが異なるが)。
彼は1969年に入省し2001年に辞めるまで一体何をしていたのだろう?
全くもって不可解である。

■まあ、それはとりあえず措いといて(今回は特に天木氏を批判するつもりはない)、天木氏のブログ(天木直人・マスメディアの裏を読む)にこのような記述があった。



拉致問題については私の考えに強い反論が寄せられる。
その一つが北朝鮮に強硬姿勢で臨むことは米国がイラク攻撃を行ったのと同じ事となり平和を脅かす事にならないかというものであり、もう一つは日本が強制連行などで北朝鮮に行ってきた事を棚に上げて拉致問題だけをことさら批判する事は片手落ちであるというものである。

続けて天木氏は

このような議論をこの期に及んでも声高に唱える人達と私の考えはおそらく決して交差する事はないであろう。


と呆れている。
天木氏が呆れるのも無理はない。

■未だにこんなことを言っている人がいるのか。
どうせこのような「反論」をしてくる輩は、「地上の楽園」系の人たち(北朝鮮を「地上の楽園」だと考えていた人たち)か、利権売国奴たち(北朝鮮における利権確保を狙っている人たち、あるいは朝鮮総連に弱みを握られた人たち)のどちらかであろう。
容易に推測できる。

【「北朝鮮に強硬姿勢で臨むことは米国がイラク攻撃を行ったのと同じ事となり平和を脅かす事にならないか」の点について】

■おそらくここで言う「強硬姿勢」とは経済制裁のことであると思う。
経済制裁をすることは「米国がイラク攻撃を行ったのと同じ事」なんだそうだ。

■イラク攻撃は言うまでもなく武力の行使である。
しかもこの武力行使は国際法的に疑義があるものであった。
だからこそ世界的に批判されたのだ。

■それと経済制裁が同じことなのだそうだ。
どこが「同じ事」なのであろう?

■拉致は主権侵害であり、人権侵害である。
国際法に反する国家犯罪である。
北朝鮮は相変わらず不誠実な対応を繰り返している。

■めぐみさんの遺骨とされたものは偽物であったことが明らかになった。(遺骨は横田めぐみさんと別人と政府発表:朝日新聞
松木さんの遺骨も偽物であった。(「松木さん遺骨」も別人:朝日新聞
もはや経済制裁をちらつかせて圧力をかけるしかないのではなかろうか。

■北朝鮮は「拉致なんて捏造だ」との主張を繰り返してきた。
しかし突然に拉致を認めるに至った。
これは北朝鮮に対して「圧力」がかかったからである。

■アメリカが「ならず者国家」と名指しで北朝鮮を非難した。
恐れおののいた北朝鮮は日本に仲介を依頼しようと、これまで一貫して否定し続けてきた拉致を認める決意をした。
どこかのエセ平和主義者が言っているように、日本が粘り強く交渉したから北朝鮮が拉致を認めるようになったわけではない。

■つまり北朝鮮という国は圧力をかけると妥協してくる国なのである。(早稲田の重村智計教授も同じことを言っている)
日本は北朝鮮に対し「対話」ばかりではなく「圧力」を加えていくべきである。

【「強制連行などで北朝鮮に行ってきた事を棚に上げて」の点について】

■日韓併合は国際法上合法的なものであり、強制連行は正確には「徴用」(国民の義務であって日本人も同じように徴用された)であって、適法なものである。
それ対して、北朝鮮による拉致は明らかに違法な行為である。

■しかも日本は戦後、在日朝鮮人の引き揚げに最大限の協力をしてきた。
今、日本にいる在日朝鮮人の方々のほとんどは自由意思により来日した人たちである。

■とは言え、だからと言って私は、「徴用(強制連行)についての金銭的補償の必要なし」とまで強弁しようとは思わない。
日本はそれ相応の補償を北朝鮮に対してするべきである。
これは平壌宣言にも書かれている。
日本は誠実に履行するべきである。

■拉致は現在進行形の犯罪(いわば継続犯)である。
今も多くの日本人が日本に帰ってくることができないでいる。
日本にいる御家族は高齢であり、一刻も早く帰国の実現を果たすべきである。

そのためには経済制裁をちらつかせ圧力をかけるしかない。
日本は原則的な姿勢をとって徹底的に追及していくべきである。

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by asatte_no_houkou | 2004-12-09 02:30 | 国際社会を生き抜く
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