『憲法9条をめぐる各政党の主な主張』を見てわかること
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憲法調査会:4月中の取りまとめ目指し綱引き(毎日新聞)

■毎日新聞がわかりやすく憲法9条をめぐる各党の主張をまとめてくれています。
なかなか参考になります。
◆憲法9条をめぐる各党の主な主張◆
【自民】
・自衛のための戦力保持を明記
・集団的自衛権行使の容認
・国際貢献の明記
・海外での武力行使の容認
【民主】
・「制約された自衛権」を明記
・国連の集団安全保障への関与を明確化
・海外での武力行使は最大限抑制的であることを宣言
【公明】 
・戦争放棄、戦力不保持を堅持
・自衛隊の明記、国際貢献の明確化を加憲対象として検討
・集団的自衛権行使は慎重
・国連の集団安全保障では民生中心の人道復興支援が主体
【共産】 
・憲法改正に反対
・日米安保を廃棄し、平等な立場で友好条約を結ぶ
・自衛隊は国民の合意で解消に向けて前進
【社民】 
・憲法改正に反対
・自衛隊は専守防衛で、必要最小限まで縮小
・PKO参加は人道的な国際救援などに徹する

■私は民主党の主張に賛成の立場です。
詳しくは【決定版】私が考える憲法9条と自衛隊



■ところで共産党社民党はなぜ9条改正に反対しているのでしょうかね?
自分たちの考えを実現させるためには、「拡大解釈」を許している9条の文言の改善を主張するべきだと思うのですが。
彼らは、「9条フェティシズム」に陥っているとしか言いようがありませんね。

■評論家の宮崎哲弥さんは、今井一氏の「『憲法9条』国民投票」(集英社新書)の書評にて以下のように仰っています。(この本はオススメ)
さすが、てっちゃん。舌鋒鋭い。
日本の「護憲派」ほど奇態な人々はない。口先で憲法を聖典のごとく奉じるくせに、その実、憲法を重視していない。
もし憲法を大切に思うのであれば、その条文と実態との間にはなはだしい乖離が生じた場合、これを立憲政治の危機と捉え、実効性を回復すべく努力するはずだ。速やかに条文の改善に乗り出すはずである。
然るにこの国の自称「護憲派」は、いかに憲法の規定が空文化していても、憲政の正統性が揺らいでいようとも、まるで頓着しない。あくまで条文を死守しようとする。条文守って憲法を殺す。彼らは到底「護憲派」とは言えない。あえて言えば「9条フェティシズム」の徒なのである。

■まったく宮崎哲弥さんの仰るとおりです。
共産・社民は「9条フェティシズム」です。

■フェティシズムとは何か。
この言葉は性倒錯の意味でよく使われますが(例えば、下着フェチ)、本来の意味は「手段の目的化」のことです。
本来のところ手段に過ぎない物が目的になっちゃうことを言います。

■憲法はあくまで手段に過ぎない。
国家権力という怪獣(リヴァイアサン)が暴走しないように雁字搦めにするための手段に過ぎません。
なのに、それが目的になってしまっている。

■フェティシズムが作動すると、物神化します。
物がになる。
共産・社民などの護憲派にとって憲法9条は神なのです。
神様なんです。
え?「そんな、アホな。冗談を言うな!」って?

■いや、冗談ではない。
こんな本がある。
佐高信・福島瑞穂著「神は『憲法』に宿りたまう」七つ森書館
あの佐高信センセイと福島瑞穂センセイが書いた本です。

■笑っちゃうでしょ?
「神は『憲法』に宿りたまう」だってさ。
彼らにとって憲法は神様なんです。
9条フェティシズムだ!
物神化だ!
あーアホくさ。

【追記】
「9条の会」という団体があるのをご存知でしょうか?
道を歩いていると、この団体のポスターをよく見かけます。(共産党のポスターの横に貼ってあることが多い)
大江健三郎や小田実などがメンバーに名を連ねている団体です。
大江、小田と言えば、かつて北朝鮮を礼賛し続け、多くの北朝鮮帰還者を絶望の淵へと追いやった男です。(詳しくは、谷沢永一著『こんな日本に誰がした』)
それはさておき、9条の会ですが、このような団体は「憲法9条」という「神様」を祀っている「宗教団体」と考えてよいでしょう。

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by asatte_no_houkou | 2005-02-07 23:19 | 日本国憲法を考えよう
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