【鎌倉・九条の会】井上ひさし氏のトンデモ発言【後援取り消し】
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Excite エキサイト : 社会ニュース
鎌倉・九条の会が講演会 市の後援取り消しを批判
 憲法9条を守り改憲を阻止しようと、作家井上ひさしさんと経済評論家の内橋克人さんら神奈川県鎌倉市在住の文化人らが10日夜「鎌倉・九条の会」の発足記念講演会を開き、護憲を訴えた。・・・省略・・・井上さんは「憲法を尊重、擁護しなければならないのが公務員の中立性のはずだが、知らない人が1人いた」と、市の後援取り消しを皮肉まじりに批判。

■20数年間、妻に暴行を働き続け(ドメスティック・バイオレンス)、「三行半」を突きつけられたことで有名な井上ひさし氏が恥ずかしい発言をしました。
本人は皮肉を交えたイケてる発言だと思っているのでありましょう。
「今日のオレはなかなかうまいこと言ったじゃん」と、一人ほくそえんでいるのだと思います。

■しかし残念なお知らせですが、井上ひさしさん(DV男)、あなたの発言はトンデモ発言です。
なぜなら、公務員の中立性の意味、ひいては憲法に対する理解を完全に誤っていますから。



■公務員の行為は政治的中立性が要求されます。
これは憲法が要請するところのものです。

■公務員の仕事というのは、要するに議会制民主主義に基づく政治過程を経て決定された政策を忠実に執行するという点にあります。
忠実に執行しなきゃならん。

■だから公務員は政治的に、一党一派に偏することはあってはならない。
とにかく厳に中立の立場を堅持して、その職務の遂行にあたることが必要です。
繰り返しますが、これは憲法の要請です。

■では護憲団体の集会を市が後援することと、この政治的中立性との関係はどう考えるべきでしょうか。
日本は立憲主義国家です。
立憲主義とは、憲法に基づいて政治を行うという建前のこと。
政治は憲法に基づいて行われます。
ということは、憲法の内容を変えるか変えないかの問題はまさしく政治の問題となります。

■市が、護憲団体の集会を後援するなんてことは許されません。
政治的中立性に反します。
これは憲法違反です。
護憲集会を後援する行為こそが憲法を尊重し擁護する義務に反する行為なのです。

■井上ひさし氏(DV男)率いる「鎌倉・九条の会」は、憲法尊重擁護義務に反する行為を行うことを鎌倉市に求めているのです。
なんてこったい!

■井上ひさし氏(DV男)は憲法、特に憲法尊重擁護義務の意味についてあまりご存じないのでしょう。
おそらく憲法尊重擁護義務を「憲法を改正してはならない」との義務であると勘違いされているものと思います。
だから、「憲法を尊重、擁護しなければならないのが公務員の中立性のはずだ」という、おかしな発言をしているのでしょう。
これは間違った認識です。
憲法の本質に遡って説明します。

■そもそも憲法とは、国家の義務を定めた規範です。
これは憲法の歴史を紐解けば、よくわかります。

■昔、イングランドにジョン王という王様がいました。
このジョン王は勝手気ままに課税しようとします。
それに怒ったのが議会。
議会は王の課税権を制約しようとしました。
そのとき王にのませた契約書が、かの有名なマグナ・カルタです。
この発想が、「議会の制定する法といえどもコモンローに服すべし」との「法の支配」の観念と結合し、近代憲法に結びつきました。

■保守派の一部に「憲法には国民の『権利』ばかり規定されていて国民の『義務』があまり規定されていない。なんたることか!」などと言う人がいますが、これは大間違い。
憲法は国家の義務を定めた規範なのですから、国民の義務なんて刺身のつまに過ぎません。
憲法に国民の義務があまり規定されていないのは当たり前の話です。

■さて、国家の義務という本質を明文上明らかにするために、日本国憲法は99条において公務員の憲法尊重擁護義務を設けました。
では公務員が憲法改正に関わる行為をすることはこの憲法尊重擁護義務に反することになるのでしょうか。
なりません。
なぜなら憲法には憲法改正規定(96条)があるからです。

■憲法には安定性と可変性があると言われています。
国の最高法規である以上、高度の安定性がなくてはなりません。
コロコロと改正されるのは望ましくありません。

■しかし時代状況に応じて必要性があれば改正するべきです。
そうじゃないと憲法の規範性が逆に失われてしまうことになってしまいます。
「絵に描いた餅」になってしまう。

■日本国憲法はいわゆる不磨の大典ではなく、必要があれば改正することができるのです。
憲法はそれを明文で認めています。
である以上、公務員が憲法改正に関わる行為をすることは憲法尊重擁護義務に反することにはなりません。
憲法尊重擁護義務は「憲法に違反する行為をしてはならない」という義務の意味であって、「憲法を改正してはならない」という義務ではないのです。

■井上ひさしさん(DV男)、わかりましたか?

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by asatte_no_houkou | 2005-06-12 00:16 | 日本国憲法を考えよう
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