【6か国協議】北朝鮮の「大勝利」に終わったのではないか
a0029616_23584278.jpg

Excite エキサイト : 国際ニュース
北朝鮮、核放棄確約 6カ国が共同声明 [共同通信]
【北京19日共同】第4回6カ国協議は19日、北朝鮮が「すべての核兵器と既存の核計画」を放棄し、核拡散防止条約(NPT)復帰と国際原子力機関(IAEA)の査察受け入れの確約を盛り込んだ初の共同声明を採択した。焦点となった北朝鮮の「核の平和利用」の権利や軽水炉提供問題も明記、米朝、日朝の関係正常化に向けた措置も確認した。北朝鮮の核問題解決に向けた初の多国間合意で、朝鮮半島非核化に向けた道筋が一定の拘束力ある形で明示された。

■北朝鮮は核兵器と核計画を放棄することになりました。
「おお!よくやったじゃん!」
一見、素晴らしい合意のように見えます。

■しかしよく考えてください。
今回の合意。
94年の米朝枠組み合意と何が違うのでしょう?

■かつて北朝鮮は、「核開発を凍結する」との米朝枠組み合意が存在するにもかかわらず、核開発を続けました。
北朝鮮によって、合意は反故にされたのです。
今回も同様のことが繰り返されるのではないでしょうか。




■たしかに今回の共同声明は、北朝鮮の生殺与奪権を握る中国が絡んだ合意です。
「中国の周辺国」である北朝鮮は、簡単には破棄できないでしょう。
しかし、残念ながら今回の共同声明には、具体的な期限や検証の具体的方法が明記されていません。
何ともユルユルの合意なのです。

■イラク戦争、カトリーナによる被害・・・
アメリカは度重なる深刻な事態への対処で悪戦苦闘中です。
北朝鮮に対して強い態度を採り続ける余裕がありません。

■しかも今年の7月、アメリカはインドと原子力発電技術を中心とする民生用核エネルギー分野で協力協定を結びました。
NPT(核不拡散条約)体制を骨抜きにしかねない行為です。
しかしアメリカは、核兵器を保有するインドに対して妥協をし、協定を結んだのです。

■北朝鮮は喜んだでしょう。
「俺たちも核兵器を持てば、アメリカの妥協を引き出すことができるぜ!」

■今回、北朝鮮の願いが叶いました。
もう、これで北朝鮮はアメリカに武力行使される心配はありません。
金正日独裁体制を続けられる。
しかも各国から多くの支援を受けることができる。

「日朝両国は日朝平壌宣言に基づいて過去の歴史を精算し、徐々に関係正常化を実現するための措置を講じることも明示された。」

■日本にとって憂慮するべき問題はこれである。
おそらく小泉内閣は北朝鮮に対して大幅な妥協をするのではないでしょうか。
100人を超える拉致被害者の救出。
これが、日本政府が行われなければならない優先課題のはずです。
しかし今後、日本は北朝鮮との国交正常化を加速させるのではないでしょうか。

■森派に移ったと言われる北朝鮮利権
国交正常化後の経済支援に絡む利権を、今は自民党の森派が握っていると言われています。
金儲けの絶好の機会。
森派の圧力が小泉にかかり、拉致問題の解決より先に国交正常化が・・・

■杞憂に終わればいいのですが。

人気blogランキングへ
[PR]
by asatte_no_houkou | 2005-09-20 00:06 | 国際社会を生き抜く
<< 国民一人一人が『憲法改正私案』... 『今後の日本の政局』 ― 屋山... >>