■前回の続きです。 欧米の立憲主義国の背後には、宗教があります。 具体的には啓典宗教です。 さらに具体的に言えばキリスト教です。 ■では啓典宗教とは何でしょうか。 啓典宗教とは、神と人間との契約を根本とする宗教のことです。 絶対的な存在である神が、「法」を作ります。 そしてその神と人間とが、その「法」を基礎とした絶対契約を結ぶのです。 これが啓典宗教。 神----[契約]----人間 ■この契約により戒律が作られます。 この契約は、神との契約である以上、絶対です。 絶対守らなければならない。 ■神と人間との契約(タテの契約)を、人民と人民との契約(ヨコの契約)に転換します。 その結果、憲法は絶対契約となり、最高規範になる。 絶対に守らなければならない契約となるのです。 これにより、欧米における立憲主義が確立しました。 ■では日本には啓典宗教はあるのでしょうか。 ありません。 ■例えば、仏教。 仏教は啓典宗教ではありません。 啓典宗教では、神が「法」を作ります。 そしてその神が人間と絶対契約を締結するのです。 ところが、仏教というのは、「法前仏後」という言葉があるとおり、仏といえども「法」を作ることができません。 はじめに「法」ありきなのです。 ですから、仏と人間との契約というものは成り立ち得ません。 ■では日本政府はどうしたのか。 「アホなオレやけど、今日は『天皇』について考えてみた―その3」へつづく 上の写真は、豊臣秀吉のお墓です。 人気blogランキングへ 【オススメブログ】 ++『激論!映画と本』ブログ++
by asatte_no_houkou
| 2005-10-11 01:30
| 国家・ナショナリズム・愛国心
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