東条由布子さんの講演会に行ってきたよ - 戦わずして勝つ
a0029616_14272375.jpg

■先日、東条由布子さん(NPO法人「環境保全機構」理事長)のお話を聞く機会に恵まれた。
テレビで何度かお顔を拝見したことはあるが、生でお話を伺うのは今回が初めて。
「生」の東条さんは、凛とした佇まいをされている一方で、「可愛らしいおばあちゃん」てな雰囲気の方だった。

■お話の内容は、ある程度歴史を知っている者なら誰もが知っているであろうことであり、少々退屈した(こんなことを言うのは大変に失礼ですが)。
例えば、
・マッカーサーが米国上院外交軍事委員会の公聴会にて「彼ら(日本)が戦争に飛び込んでいった動機は、大部分が安全保障の必要に迫れてのことだった」と証言したこと。
・極東軍事裁判(東京裁判)のウェブ裁判長が「東京裁判は間違いだった」との発言したこと。
・キーナン主席検事が「東京裁判は、いくらかの誤った判決があり、全体として復讐の感情に支配され、不公平であった」と発言したこと。
・サンフランシスコ講和条約11条は「諸判決」を「受諾」したにすぎず、「裁判」を「受諾」したのではないというお話。

中国共産党による対日工作についてのお話もされていた。
たしか以前、産経新聞にこの点についての記事が載っていたことを記憶している。
東条さんのお話によれば、この対日工作のほとんどが既に完成しているそうだ。
マスコミ、教員、官僚、政治家などの多くは中国共産党によってコントロールされるに至っているとのこと。




■まあ、どこまでそれを信じていいのかわからないが(東条さんご自身も半信半疑であった)、中国共産党による対日工作が行われているのは事実であろう。
橋本龍太郎元首相なんては、完全に「対日工作」に嵌っちゃっていたしね。
女スパイに・・・(笑
(ちなみに私は、「エロリスト」ことインリン・オブ・ジョイトイは中国共産党から送り込まれた対日工作員と見ている)

■考えてみると、日本は外国に工作され放題である。
マインドコントロールされ放題。
かつてはアメリカによって洗脳(「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム」)されちゃったし。
北朝鮮には万単位の工作員を送り込まれているし。
中国にも多くの工作活動をされている。
日本は何をしているのだろうか。
日本も工作し返せ!

江川達也氏が以前、「たかじんのそこまで言って委員会」(よみうりテレビ)でこんなことを言っていた。
『これからはソフト(漫画・アニメ)の時代。日本が好きになるようなソフトを流していけば、日本を絶対に好きになる。情報統制している中国なんかでは、アンダーグラウンドで流せば大丈夫。国が統制しているほど、民衆レベルでは流れるんだよ!』
『外交は戦い!昔はアメリカと戦ったのに、今ではハリウッド映画やディズニーランドなどのおかげで日本はアメリカ好きになっている。アメリカは巧い。日本もソフト戦略を考えるべき時期!』

■全く同感だ。
「戦わずして勝つ」
孫子も言っているではないか。
戦争の仕方というのは、敵国を痛めつけないで降伏させるのが上策である。撃破して降伏させるのは次善の策に過ぎない。・・・(省略)・・・従って、百回戦って百回勝ったとしても、最善の策とは言えない、戦わないで敵を降伏させることこそが、最善の策なのである。
したがって最高の戦い方は、事前に敵の意図を見破ってこれを封じることである。これに次ぐのは、敵の同盟関係を分断して孤立させること。第三が戦火を交えること。そして最低の策は、城攻めに訴えることである。城攻めというのは、やむなく用いる最後の手段に過ぎない。・・・(省略)・・・
したがって戦争指導に優れた将軍は、武力に訴えることなく敵軍を降伏させ、城攻めをかけることなく敵城をおとしいれ、長期戦に持ち込むことなく敵国を滅ぼすのである。すなわち、相手を傷つけず、無償のまま味方に引き入れて、天下に覇を唱える。これこそが、知謀に基づく戦い方である。
(守屋洋訳)

■国際社会においては、多くの主権国家が併存している。
唯我独尊の「主権」国家は、自国の国益を最大限追求するべく行動しようとする。
国際秩序は未だに成熟しきっておらず、国際社会は本質的には未だアナーキーな社会なのである。
その「弱肉強食」の社会において日本が生き残っていくには、パワー・ポリティクスを行動原理としつつ国際法を制約原理として、したたかな外交を行っていくしかない。

アメリカと中国
21世紀は、この二つの大国が対峙する社会になるであろう。
日本はこの二つの大国の間で、確固とした戦略に基づいて行動していかなければならない。
とすれば、二つの大国を広い意味での「敵」と位置づけ、冷徹な国益計算を行っていかねばならないと思う。

■でないと、日本は大国の格好の餌食にされるであろう。
中国・アメリカは、基本的には自国の利益のことしか考えていないエゴイスティックな国だということをきちんと理解しなければならない。

■「友好」は外交の目的にはならない。
外交の目的は、自国と他国との対立する利害を調整すること、および協議によって共通の利害の増進を図ることにある。
「友好」「平和」はその結果として生まれればよいものなのである。

■最近、保守系ブログを見ていると、つとに「中国、韓国ケシカラン!」的な言説を目にする。
中国、韓国の愚かな振る舞いを具に観察すれば、保守系ブロガーの主張することは真にもっともではあると思う。
今年は「韓流」ならぬ「嫌韓流」が流行った。

■しかし「論座」2005年10月号で東浩紀氏が言っていたように、「日本は引越しできないのである。」
私たちは、この日本列島に国家を構える限り、韓国と共存していかなければならない。韓国をいくら言い負かしても、その地理的条件は変わらない。隣人は怒っていて、私たちは引っ越せないのだ。嫌韓には、そのリアリズムが欠けている。

■如何にすれば中国、韓国を「反日」から「親日」へと改心させることができるのか。
どのようにすれば「相手を傷つけず、無償のまま味方に引き入れ」ることができるのか。

■「中国、韓国ケシカラン!」的言説は、もう飽きた。
これからは「戦わずして勝つ」ための戦略・戦術(江川の言う「マインドコントロール戦争」に勝つ方法)についての議論を聞きたいものだ。
マインドコントロール戦争に勝つ戦略と戦術を確立せよ!

この記事が面白かった/興味深かったと思った方は→人気blogランキングへ
[PR]
by asatte_no_houkou | 2005-12-25 15:01 | 国際社会を生き抜く
<< 『2005年』を振り返りたいと... 【米国産牛肉】誰が責任を取るの... >>