■「政官業の癒着」という言葉がある。 業界の票と献金で、ある政党に政権を取らせる。 政府与党になったその政党は、その業界が有利になるような法律を作り予算を組み、官僚を動かす。 官僚は、その業界に天下り、甘い蜜を吸う。 ■これは、長年、自民党一党だけが政権担当能力がある政党として政権を担ってきた結果である。 今回の耐震偽造事件の件についても、自民党の森派(政)・国土交通省(官)・ヒューザー(業)の癒着の構造が見え隠れする。 ■今回、伊藤公介とかいう、「がきデカ」に似た顔の自民党の代議士(元国土庁長官)の名前が取りざたされている。 毎日新聞によれば 耐震データ偽造事件に絡み、建築主の「ヒューザー」が販売したマンションの管理業務を、元国土庁長官の伊藤公介衆院議員(東京23区)の三男(26)が経営する会社が昨年、請け負っていたことが分かった。・・・略・・・だそうだ。 ■フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によれば、 2005年11月、構造計算書偽造問題で取り糺された株式会社ヒューザー並びに東日本住宅株式会社と癒着し、両社の社長を国土交通省の建築指導課長に3度も引き合わせ、公的資金の注入を求めさせていたと言う事実が判明。この疑惑に関連して野党から参考人招致や証人喚問が要求されている。本人は著書「駅頭からの挑戦」の中でロッキード事件証人喚問について、政治家が証人喚問を要求されたら堂々と身の潔白を明らかにするべきでそのくらいのことができないなら議員を辞職するべきと述べている。(p. 130)だそうだ。(何だか笑ける) ■事の真偽は定かではない。 しかし政官業の癒着利権構造が存在することは確かである。 この構造を壊さない限り、血税の無駄使いを是正できないのみならず、国民の間に充満する不公平感を払拭することは出来ない。 ■このままではやがて「頑張れば報われる」という、社会の透明さや公正さを前提にした、競争に向けての動機付けが奪われてしまうであろう。 一つの政党が政権の中枢を握り続けるという「異常の状態」を変えない限り、この構造は無くならない。 政権担当能力ある野党の出現を期待する。 人気blogランキングへ
by asatte_no_houkou
| 2006-01-18 14:54
| 政治・経済に一言
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