【党首討論】小沢が小泉に苦言を呈する - 「強行採決をしたらアカン」
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党首討論を見た。
小沢が小泉を圧倒していた。
小泉は小沢の質問にまともに答えない。
はぐらかしに終始。
予想通りの展開だった。

■冒頭、小沢は小泉に苦言を呈した。
党首討論の直前に行われた強行採決
十分な審議が行われずに強行に採決が行われた(らしい)。




■民主主義原則の下においては、多数決原理が採用される。
多数派の意見が正統な(「正しい」)決定とされる。
しかーし、それには前提がある。

■そもそも、決議の正統性(正しい決定であること)が保たれるためには、その前提として審議が十分に尽くされることが必要なのだ。
これを審議の原則と言う。
近代議会制において妥当する多数決原理を支える原則である(他に、議事公開の原則がある)。
採決は、自由な討議が十分に行われ、野党も忌憚なく自分の意見を述べることができ、その意見が十分に配慮された上で行われなければならない。

■民主主義とは、決定に揺るぎない正統性を与えるシステムである。
「自分たちで決めたんやから正しい決定やん」と。
必ずしも妥当とも限らない結論について、「それでええやん」と納得をするシステムである。

■強行採決は、十分な審議が行われず少数意見を無視した形で行われる。
審議の原則を没却する。
強行採決は、近代議会制が予定している多数決原理に反するものといえよう。
これでは「自分たちで決めたんやから正しい決定やん」と納得をすることはできない

■小泉は、小沢の苦言を真摯に受け止めなければならない。
もちろん少数派の横暴は許されない。
しかしだからといって少数意見の無視は許されないのだ。

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by asatte_no_houkou | 2006-05-18 01:11 | 政治・経済に一言
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