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【外交政策】僕が安倍晋三に抱く懸念の一つはこの点なんです
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■東京裁判史観なるものが嘘の作り話であり、その目的とするところが日本を弱体化させ対米報復戦争を阻む点にあったことは、今や世間の常識となりつつあります。(注1)
日本人はそのアメリカの策略(ウォーギルトインフォメーションプログラム)にまんまと引っ掛かってしまい、「アメリカさん、ありがとう」などと卑屈な態度をとるようになりました。
アメリカによる非道な武力行使により、多くの日本人が虐殺されたのにもかかわらず。

「鬼畜米英!」―――(マインドコントロール)―――⇒「アメリカさん、ありがとう」




■未だに「アメリカ様に従っておれば日本の安全は保たれる。シナ(中国)による日米分断工作に気をつけろ」などと言い放ち、マインドコントロールから抜け出せない連中がいます。
改めて言うまでもありません。
中西輝政岡崎久彦です。

■彼ら2人は、安倍晋三のブレーンだそうです。
安倍の外交政策を立案しているのは、この2人であると言われています。
私が安倍に抱いている懸念の一つ、それはこの点にあります。。
小泉純一郎以上に「従米」「属国」「アメリカのポチ」路線にひた走るのではないでしょうか。
日本はこれ以上、何ら大儀のないアメリカの戦争に付き合う必要はありません。
【安倍に対して抱く懸念】
⇒小泉以上の「従米」「属国」「アメリカのポチ」路線をひた走るのでは?

■安倍は「(条約においては)文書がすべてだ」との趣旨のことを言いました。
これは基本的には正しいと思います。
条約とは国家間の合意であり、いわば契約です。
である以上、当事国は契約に書かれていることをきちんと履行すれば足ります。
書かれていないことまで履行する必要はありません。(注2)

日米安保条約を見て下さい。
これのどこに「アメリカの戦争に日本は助太刀せよ」と書いてあるのでしょうか。
日本のなすべき義務は、アメリカに基地を使わせることのみです。
日米安保条約第六条(基地の許与)
1 日本国の安全に寄与し、並びに極東における国際の平和及び安全の維持の寄与するため、アメリカ合州国は、その陸軍、空軍及び海軍が日本国において施設及び区域を使用することを許される。
2 前記の施設及び区域の使用並びに日本国における合州国軍隊の地位は、千九百五十二年二月二十八日に東京で署名された日本国とアメリカ合州国との間の安全保障条約第三条に基づく行政協定(改正を含む。)に代わる別個の協定及び合意される他の取極により規律される。

■日本に存在するアメリカ軍基地は、アメリカの世界戦略の重要な要素となっています。
日本がもしアメリカに基地を使わせないならば、アメリカは物資輸送の中継点を失うことになるでしょう。
日本は多大なる貢献をしているのであって、卑屈になる必要など全くありません。

■安倍は、集団的自衛権の行使を認めようとしているようです(今までは政府は、集団的自衛権の保有はしているが、行使は認めないとの解釈を採ってきた)。
もしこれを安易に認めるならば、下手をすると際限なく日本はアメリカの戦争にコミットしなくてはならなくなるのではないでしょうか。
これは日本の国益(国民の利益)に明らかに反します。
日本――――(際限のない派兵)―――⇒アメリカの戦争

■私は、集団的自衛権を認めるにしても、例えば小沢一郎が言うように「このまま放置をすれば日本への直接の武力攻撃に至る蓋然性が極めて高い場合」などに限定するべきだと思います。
歯止めなき集団的自衛権の行使は、日本を亡国へと導くことになるでしょう。

(注1)
とはいえ、嘘の作り話(虚構)に日本政府は乗っかかり経済復興の手助けをしてもらったということは紛れもない事実です。
ですので、たしかに江川達也が言うように「嘘」であることを国民レベルにおいてきちんと語り継いでいくべきですが、日本政府が今さら「そもそも作り話なんだから取り消します」なんて主張することは信義に反すると思います。

(注2)
もちろん契約は必ずしも文書化する必要はありません。しかも文書化されていない信義則上の義務が発生することもあります。

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by asatte_no_houkou | 2006-09-24 02:06 | 政治・経済に一言
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