安倍首相の訪中・訪韓が固まる ― 中韓との関係改善なるか
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■前に私は、安倍晋三は中国・韓国との関係改善に動くのではないかと書きました。
【新執行部決定】安倍新総裁の意図 ― 日中関係
やはり予想通りの展開になってきましたね。
Excite エキサイト : 政治ニュース
<安倍首相訪中>胡錦濤国家主席と会談固まる 韓国訪問も
安倍晋三首相が8日に中国・北京を訪問し、胡錦濤国家主席と会談することが1日、固まった。
中国側が会談に応じる方針を既に日本側に伝えている。
日中関係筋が明らかにした。
首相は訪中後、9日に韓国も訪問し、盧武鉉(ノムヒョン)大統領と会談する方向で最終調整している。
日本の首相が訪中して首脳会談に臨むのは01年10月の小泉純一郎前首相以来5年ぶりで、首脳会談は昨年4月のジャカルタ以来。
小泉政権で冷え込んだ中国、韓国との関係は、安倍首相の中韓セット訪問で改善に向け一歩踏み出すことになる。

■どうやら近々、日中・日韓首脳会談が行われることになりそうですね。
これを契機として関係改善に向かうのかどうかは未だ不透明ではあります。
しかし間違いなく、その第一歩とはなることでしょう。
これは日本・中国・韓国の三カ国にとって、それぞれ国益に適うことです。




■安倍が首相になれば日中関係は改善するかもしれないということは、評論家の宮崎哲弥が去年の段階から言っていることです。
・・・そこで安倍晋三氏の「変貌」に期待するんです。
むしろ、いまハードライナーだからこそ、積極的な対中外交が可能なのではないか。
既に中国側も「次」を意識していて、安倍氏の下には北京政府の中枢から訪中や対話を促すアプローチが多いようです。
安倍さんが首相になれば、ポストODA時代の日中関係を切り開くかもしれない。

安倍さんや石原慎太郎都知事が首相になれば、日中関係が滅茶苦茶になると朝日新聞なんかは危惧するけど、ハードライナーの方が外交的選択肢が多いという対外交渉上の基本を忘れている。(『諸君』2005年7月号)

■宮崎哲弥が言うように、ハードライナーつまり対外的硬派の政治家のほうが巧い外交をすることができるものなのですよね。
そもそも外交とは、よりよき契約に達するための駆け引きです。
そこでは論理と論理のぶつかり合いが行われます。
論理を構築するためには、確固とした原理原則がなければならない(ただ、安倍は一向に自分の「原理原則」を語ろうとはしませんが・・・)。

■原理原則を持ち、それを徹底的に論理的に追求していく。
このような心構えなくして、よりよき契約締結を導く駆け引きなどすることができません。

■また、国際政治の場というのは、パワーポリティックスを行動原理とし国際法を制約原理として動いています。
ですので、外交の前提として、冷徹なパワーポリティックスの思考が必要となってきます。
その意味でも、冷徹な思考をすることができるハードライナーの政治家のほうが巧みな外交を展開することが可能となるのです。

■今後の安倍外交に期待したいところです。
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by asatte_no_houkou | 2006-10-03 01:39 | 国際社会を生き抜く
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