頻発する「いじめによる自殺」 - いじめを減らす方法あります
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いじめによる自殺が頻発しています。
遺書に書かれていた文言などを見ると、どうも連鎖をしているとしか思えません。
この「連鎖」は何としても止めなくてはなりません。
いじめるやつはバカですから。
こんなバカにあんたら殺される必要ないよ。
死んだら負けやで!!!
(ABCテレビ『ムーブ!』より宮崎哲弥発言)

■いじめられっ子に告ぐ。
今、あなたが通っている学校だけが学校ではありません。
学校はたくさんあります。
いじめに耐えられないのなら、その学校に行かなければよいだけ。
いじめられっ子よ、絶対に死ぬなよ!

■さて、最近、いじめによる自殺が頻発をしているわけですが、共通点があることをご存知でしょうか?



はい、そうです。
岐阜県瑞浪市、福岡県筑前町、北海道滝川市。
どこも場所が田舎であること。
いじめは都会よりも田舎のほうが陰湿で酷いのです。
なぜか。
それは、「一緒にいる理由のない人間と、狭い空間に長時間押し込められて、無意味なメッセージにさらされる」満員電車状況の学校で、いじめが唯一の娯楽になるからです。
実際いじめる側に尋ねると一様に「面白から」「楽しいから」いじめると言います。
娯楽であるなら、他にもっと楽しいことがあればそちらに移行するはず。
現実に都会は「第4空間」だらけ。
ストリートがあり、クラブがあり、各種イベントがあり、楽しいことだらけ。
そんな場所ではいじめがあっても一過性で、いじめに固執するヤツがむしろバカに見える。
逆に田舎は、ストリートもクラブも各種イベントもなく、学校的なものに染まりきった学校、家、地域から逃れるすべがありません。だから永遠にいじめに固執する。(『これが答えだ!―新世紀を生きるための108問108答』宮台真司著)

■「第4空間」とは、学校、家、地域以外の「居場所」のことです。
田舎にはこの「第4空間」というものがあまりないんですよね。
なので、「ストレス発散」として陰湿ないじめをする。

宮台真司は処方箋として2つのことを挙げます。
第一は、満員電車状況に基づく学校性ストレスを減らすこと。
決定打は「クラスのない学校」で、効果は僕も実地調査で確かめています。

■今の学校は一種の共同体となっているんですよね。
つまり異質なものを排除する仕組みとなっています。
そこでは協調性、つまり他者との差異を抹消して同化する能力が求められます。

■でもよく考えてみると、学校にはいろんな子供が集まっているのです。
金持ちの子供、貧乏人の子供、勉強ができる子供、スポーツが得意な子供・・・
そもそも何ゆえ、差異を抹消して同化しなくてはならないのか。
まったく理由がありません。

■まさに宮台が言うとおり、学校で子供たちは「一緒にいる理由のない人間と、狭い空間に長時間押し込められて」いるわけです。
学校に求められるのは、協調性、つまり「みんな同じだから仲良くしよう」ではなく、むしろ「自分と違う人たちと仲良くしていこう」ではないでしょうか。

第二は「学校化状況低減」。
学校的価値で覆われた空間に風穴をあけ、ホームベースを作ることですね。

■「ホームベース」とは、「居場所」、つまり他者から承認をしてもらえる情緒的安全の場のことです。
クラスや部活しか自分の「居場所」がないのならば、無視をされればもうお仕舞いとなってしまいます。
「居場所」がなくなってしまう。
それを打開するためには、無視をされても「別に大丈夫」と言えるための「居場所」をたくさん用意する必要があると思います。

【拙ブログ関連記事】
【いじめ問題】学校共同体をぶっ壊せ!

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by asatte_no_houkou | 2006-10-31 01:18 | いじめ問題
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