【郵政造反組・復党】公約は絶対に守らなければならない - 復党は公約違反
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近代民主主義(リベラルデモクラシー、自由民主主義)は、自由で平等な人間同士の契約を基礎としています。
社会契約と言われるやつですね。
自由で平等な人間同士が契約を結んで国家を作り、より良い社会を築く。
近代民主主義はこういった考え方を基礎としています。

■この社会契約。
この考え方のもとでは、契約は絶対です。
とにかく絶対に契約を守らなければならない。
守らないと痛い目にあう。
これは遡れば、神と人間との契約を根本とする宗教である啓典宗教が背後にあります。



■要するに近代民主主義のもとでは、契約は絶対であるわけです。
ところで、公約というものがあります。
そういや、小泉前総理が「公約違反なんて大したことじゃない」なんて豪語していましたね。
公約は契約です。
有権者と議員(あるいは政党)との契約です。

■「私が当選したらこういう政策の実現に向けて邁進します」
議員は有権者にこう訴えかけます。
有権者は「私はあなたの政策に賛成なのであなたに投票します」
このように考えて議員に投票。
これで契約成立です。
議員は何が何でも公約の実現に邁進しなければならない。
公約は絶対に守らなければならないのです。

■さて郵政造反組の自民党復党問題
自民党は、昨年の通常国会で郵政民営化に反対したために党から追い出したいわゆる造反組を復党させることを決めました。
さすが、自民党ですね。
自民党は「日本人は馬鹿だからすぐに忘れるだろう」とでも考えているのでしょうか?

■去年の選挙では、小泉総理は「改革の本丸は郵政民営化」というフレーズを繰り返しました。
そして造反組を、改革に抵抗する「抵抗勢力」と位置づけ、党から追い出しました。
つまり郵政民営化を「本丸」とする「改革」公約に掲げて自民党は選挙を戦かったわけです。
その結果、大勝した。

■有権者の多くは、造反組を追い出して信念を貫く小泉首相の姿に共感を覚えて自民党に投票をしたのでありましょう。
しかも郵便局(郵政公社)は現時点では未だ民営化しておらず、これから段階的に民営化させていく運びとなっています。
これからさきも政府自民党は「小泉改革」を継続する必要があるのです。
これは有権者と結んだ公約です。

■にもかかわらず、「改革の本丸」に反対した「抵抗勢力」である造反組の復党を容認
明らかに公約違反です(もし造反組が考えを改めて郵政民営化を容認し復党したならば、造反組に投票した有権者に対する公約違反になる)。

■安倍総理は「民主主義は普遍的価値だ」と仰っています。
自民党は、正確には「自由民主党」であり、自由民主主義を党是としているはずです。
ならば公約をきちんと守っていただきたい。
公約を守ることは、自由民主主義の根本です。
自民党は、日本国民を馬鹿にするのもいい加減にしていただきたい。

【追記】
11月28日付の読売新聞社説には驚いた。
「これで一応の区切りはついた」そうだ。
読売新聞は民主主義とはどのようなものか知らないらしい。
最近、子供たちの学力低下が叫ばれている。
読売新聞にもその学力低下の波が訪れているのであろう。
(あるいは読売新聞は自民党の機関紙になることにしたのであろうか?ナベツネは安倍晋三と頻繁に会っているそうだが・・・)

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by asatte_no_houkou | 2006-11-18 13:43 | 政治・経済に一言
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