憲法・国家・愛国心 - 日本の将来のために
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前回、憲法学の権威、長谷部恭男
「多元的な価値の公平な共存」を目指すのが近代の立憲主義の根本的な考え方だ。
という言葉を紹介しました。

■様々な異なる人生観や世界観を持つ人々(個人あるいは共同体)が皆、公平・公正に、幸せに生きていくことができるようにすること。
これが憲法の考え方なわけです。

■憲法とは、国家の役割を規定する国民との約束事です。
ゆえに「多元的な価値の公平な共存」ができるように利害調整を図ることが国家の役割であるということになります。

■ここで、愛国心の意義が明らかになります。
すなわち、「多元的な価値の公平な共存」という役割を担う国家をそれにタダ乗りせずに支える志が、愛国心の意義だということです。

■崇高なる国家共同体と自分とを一体化させて、「我々は優秀な民族なのだ!」とお隣の国の人たちみたいに恥ずかしげもなくわめき散らす。
これは愛国心を持つ者の振る舞いでは決してありません。
単なるヘタレな国粋主義です。

■憲法、国家、愛国心、これらの意味を誤解せずに正確に理解する。
これが主権者として、憲法改正の問題を含め日本の将来を考える上で最低限必要なことではないでしょうか。

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by asatte_no_houkou | 2007-01-13 01:53 | 国家・ナショナリズム・愛国心
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