西村真悟被告に猶予付き判決 - 裁判を傍聴して感じたこと
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■本日、午後1時30分、弁護士法違反等被告事件の判決公判が大阪地裁201号法廷で行われました。
被告人の名前は、衆議院議員西村真悟です。

■私は、西村眞悟の政治思想を全面的に支持する立場の者ではありません。
しかし拉致問題に誰よりも積極的に取り組む姿勢などを見ていると、政治家としての強い信念を感じ取ることができ、私は彼に対して大変に好感を持っています。

■それゆえ前々から私は、西村真悟の姿を直接に演説会などで見てみたいと思っていました。
その機会を窺っていたところの今回の事件。
本日、大阪地裁に判決公判の傍聴をしてきました。
まさか西村真悟を直接見る場所が、彼の刑事被告事件を審理する法廷になるとは・・・



1時30分、開廷。
2分間のビデオ撮影の後、西村真悟が弁護人と共に入廷してきました。
黒いスーツ、胸には拉致問題の解決を願う青いリボン。
入廷するやいなや、西村は傍聴席に向かって深く一礼をしました。
顔は緊張からか紅潮し、こわばっているように見えました。

1時32分ごろ、裁判長が判決主文を読み上げました。
「被告人を懲役2年、しかし5年間は執行を猶予する。組織犯罪処罰法違反については無罪とする。」
私はこの事案で組織犯罪処罰法を適用するのはちょっと無理なのではないかと考えていたので、予想通りの判決でした。
安堵感からでしょうか、強張っていた西村被告の表情がほんの少し緩んだように見えました。

■この裁判では、弁護士法違反組織犯罪処罰法違反の事実が争われました。
具体的には、弁護士ではない者(鈴木被告)への名義貸し(弁護士法違反)。
非弁行為という犯罪によって得られた収益の収受(組織犯罪処罰法違反)。

■裁判所は今日の判決で、弁護士法違反については、確定的ではないにせよ違法性の意識があったとして有罪
一方、組織犯罪処罰法違反については、名義貸し及びその他の態様により非弁行為に共同正犯的に加功した本件被告人の行為は弁護士法違反により評価されつくしており、別途組織犯罪処罰法違反とはならないとして無罪としました。

■判決の言い渡し後、再び西村被告は傍聴席に向かって深々と頭を下げました。
たしかに彼が行った行為は弁護士としての、そして政治家としての社会的信頼を失墜させるものです。
しかし政治生命を失わせるほどの罪とまでは思いません。

■なので、だからこそ一度、辞任をしてもらいたい。
そして捲土重来を期してもらいたい。
そのように思います。
彼には政治家としてこれからも仕事をしてもらいたいんですよね。

■ただね、西村真悟は、昨年の首班指名選挙でかつての同士である小沢一郎ではなく、安倍晋三に投票しちゃったんだよね。
西村真悟はもともと民主社会主義を党是とする民社党出身者だから(西村真悟の父親は民社党第2代委員長だった)、小泉以降、格差容認のネオリベ路線に舵を切った自民党とは主張が相容れないはずなんだけど。
むしろ西村は民主党の議員として、国家権力による格差是正を主張したほうが良いんじゃないかな。

「あんな核兵器保有を容認するようなバリバリのタカ派政治家が、何でリベラル寄りの民主党なんだよ!」とお思いのあなた。
フランスの左派知識人、エマニュエル・トッドは日本に対して核兵器の保有を薦めています。
チェ・ゲバラの戦友であるレジス・ドゥブレは徴兵に基づく軍隊を推奨しています。
これが世界の常識。

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by asatte_no_houkou | 2007-02-07 21:33 | 犯罪・刑罰・裁判
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