京都小6殺害事件 - 私たちの今後の課題
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<京都小6殺害>元アルバイト塾講師に懲役18年
京都府宇治市の学習塾で05年にあった小学6年女児殺害事件で、殺人と銃刀法違反の罪に問われた元アルバイト塾講師の萩野裕(ゆう)被告(24)に対し、京都地裁は6日、懲役18年(求刑・無期懲役)を言い渡した。地裁の精神鑑定で「(広汎性発達障害の)アスペルガー症候群で、当時は精神病様状態にあった」とされた萩野被告について、氷室眞裁判長は完全責任能力があったと認定する一方、「障害で物事に固執する傾向やストレスへの弱さなどの特性があり、精神病様状態もあった経緯の中での犯行」と情状酌量した。

■3月6日の京都は風がきつかった。
午後からはちらほらと小雪が舞いました。
この日、午前10時に京都地方裁判所で行われた判決公判。
この公判の傍聴券を求めて258人もの人が列をつくりました。

9時20分、抽選券の交付開始。
9時40分、「当選」番号の発表(ホワイトボードへの掲示)。
私の「232」番はありませんでした。




■一昨年の12月10日、京都府宇治市の学習塾で起きた小学6年女児殺害事件。
3月6日、京都地裁101号法廷にて判決公判が行われ、被告人である萩野裕に対して懲役18年の判決が言い渡されました。

■私は、せめて萩野裕の表情を確認しようと、101号法廷のドアに付いている小さな窓から法廷内をのぞきました。
黒いスーツに身を包んだ萩野裕。
新聞に掲載されていた写真の印象とは全く違っていました(千原兄弟の千原靖史に似た感じに見えました)

■落ち着きがなく、ときおり泣きそうな表情を見せる。
素人目に見ても、精神的にかなり病んでいるとの印象を受けました。
 
■今回、裁判所は「(広汎性発達障害の一種である)アスペルガー症候群で、当時は精神病様状態にあった」として刑を減軽しました。
広汎性発達障害で思い出すのは、寝屋川の教職員殺傷事件
この事件の判決においても、今回と同様に、被告少年は広汎性発達障害を認定され刑が減軽されました。
この点に関してはこちら

■日本社会は、共同体的な同調性を求める社会です。
ですので異質な存在に冷たい。
この判決をきっかけにして「アスペルガー=犯罪」という間違った認識が広まり、障害者がつまはじきにされるという事態は絶対に避けなければなりません。

■前にも書きましたが、広汎性発達障害の持つ者の犯罪率は、障害を持たない者に比べて低いのです。
むしろ詐欺事件などの被害者になることが多い。
早期に障害の存在を発見でき、適切な教育を受けることができるできたのならば健常者とほぼ同様の社会生活を送ることができるといわれています。

■この判決を受けて私たちの社会の今後の課題は、この障害に適切に対応できる医師や教師の数を増やし早期に対処できる環境を整えると同時に、社会の一人一人がこの障害の存在を正確な知識のもとで認識していくことだと思います。

■教育は、本来、社会化の一種にあるといわれています。
つまり子供一人一人が社会に適応するために必要な能力を身に付けることができるようにすることです。

■子供にはそれぞれ個性があります。
であるならば、この障害を含めた個性に応じて、社会性を身に付けさせる教育をきめ細かに行わなければならないと思います。

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by asatte_no_houkou | 2007-03-08 02:05 | 犯罪・刑罰・裁判
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