自殺サイト殺人事件・死刑判決 - 「自分の事件を他の性犯罪の防止に役立てて欲しい」
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前上被告に死刑判決 自殺サイト連続殺人事件で大阪地裁
インターネットの自殺サイトを通じて知り合った男女3人を相次いで殺害したとして殺人や死体遺棄などの罪に問われた無職前上博被告(38)の判決公判が28日、大阪地裁であり、水島和男裁判長は「残忍、冷酷、非道で、性癖は根深く改善は困難」として求刑通り死刑を言い渡した。公判では、前上被告が、善悪を判断する能力があったかどうかについて、裁判長は「判断能力は減退していなかった」とする精神鑑定書を証拠採用した。

■判決終了直後、弁護人は前上博に駆け寄り何か話をしていました。
おそらく「弁護人の権限として控訴をする」との趣旨のことを伝えたのでしょう。
これは被告人の利益を確保することを職務とする弁護人の行為として当然のことです。

■しかし前上博は控訴期間終了後、控訴を取り下げる意向のようです。
判決後、接見をした長谷川教授(臨床心理学)の話によると、どうやら前上博は控訴を取り下げる考えを持っているとのこと。
控訴期間終了後、控訴の取り下げがなされると、直ちに死刑判決が確定します。




■午前10時過ぎ、201号法廷に入廷してきた前上博は傍聴席の方を見渡していました。
いつもはうつむき加減で申し訳なさそうな顔で入廷してき、傍聴席を見ることなんてなかったのに。

■知り合いがいないか確認したのだと思われます。
シャバに出ることはもうこれで最後になるから。

■彼は覚悟を決めているのでしょう。
前上は最終陳述において「死をもって償うしかない」と陳述しています。

■人が窒息する姿を見てしか性的満足を得られない前上博。
このような特異な性癖を持ってしまった点については彼には全く非がありません。
ある意味、彼も「被害者」といえると思います(もちろん今回の事件の3名の被害者の方とは違う意味での)。

■3人もの尊い命を奪った前上の凶悪な犯行から考えると、死刑判決は当然の結果です。
しかし、私は「被告人を死刑に処す」との裁判長の言葉を聞いて、なんともいえない複雑な気持ちがしました。

■前上は「自分の事件を他の性犯罪の防止に役立てて欲しい」と供述していました。
最期を迎えるまでの間、今後の性犯罪防止のために、なぜ彼があのような性癖を持つに至ったのかを学者を総動員してじっくり調査するべきだと思います。

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・自殺サイト殺人事件 - 防ぐことができたのではないか

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by asatte_no_houkou | 2007-03-29 14:35 | 犯罪・刑罰・裁判
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