【東大阪大生リンチ殺人】主犯格に死刑判決 - 重すぎるのではないか
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<東大阪大生リンチ殺人>主犯格に死刑判決 大阪地裁
東大阪大(東大阪市)の学生ら2人を岡山市内で生き埋めにしたとして殺人などの罪に問われた無職、小林竜司被告(22)に対する判決公判が22日、大阪地裁であった。和田真裁判長は「2人の若い命を奪った結果は重大で、犯行に至る経過や態様もむごすぎる」と述べ、求刑通り死刑を言い渡した。

「判決主文は事案の性質上、後で述べます」
和田真裁判長がそう述べた瞬間、「え!?まさか!」
そんな空気に法廷(少なくとも傍聴席)が包まれた(気がした)。

■今日(5月22日)、朝9時45分。
54枚の傍聴券の交付を求めて80人ぐらいの人が列を作った。
生き埋めという残忍な犯行、それを行ったのが普通の若者たちであった、という点が世間の注目を集めたのだろう。

■列の中にいた報道記者らしき人が「死刑はないだろうな」
そう話しているのが聞こえた。
私も死刑は回避されるであろうと考えていた。
■というのも先般、実行犯の一人である少年Dに言い渡された判決が懲役15年だったからだ(求刑は無期懲役)。
これとのバランスからすると死刑は回避されるのではないか。
そのように考えていた。

■2分間のビデオ撮影の後、10時2分ごろ、小林竜司が入廷してきた。
「失礼します」
いつものように礼儀正しい態度
傍聴席に向かっても一礼。
私はこれまで何人もの刑事被告人を傍聴席から見てきたが、小林竜司ほど礼儀正しい被告人は見たことがない。

■黒のスーツに白いシャツ。
頭は丸刈り。
黒っぽい縁の眼鏡。
新聞に掲載される写真の印象とは全く違う。

■10時56分ごろ、和田裁判長は主文を言い渡した。
「被告人を死刑に処す」

■こんなことを書くと、ご遺族の方の怒りを買うかもしれない。
しかしあえて書くと、私は無期懲役が相当だと思う。
いや、私は死刑廃止論者ではないし、昨今の厳罰化の風潮は妥当だと考えている。
しかし小林竜司に対する死刑は重すぎるのではないか。

■たしかに裁判長の指摘するとおり、特殊警棒などで殴打したのち生き埋めにするという犯行態様は冷酷かつ残虐であり人命を物の如く扱っており、しかも結果は重大である。
2人の若い前途有望な命を奪った責任は重い。
しかもご遺族の方の処罰感情は激烈である。
大変に理解できる。

■しかし判決でも触れているとおり、この事件は元はと言えば、女性関係のことで被害者が徳満や佐藤を暴行監禁し、暴力団の名前を出し恐喝したことが発端となっている。
しかも小林は真摯に反省しており、繰り返し涙で言葉を詰まらせながら反省の弁を述べている。

■自ら進んで事実関係を供述している。
共犯者の審理に証人として出廷したときも包み隠さず正直に証言している。
壮絶な虐待を受けた過去を持ち、そのため精神的に未熟な点があり、今後については更生可能性が認められる。
過去に目立った犯罪歴がない。

■死刑判決言い渡し後、小林竜司はいつものように「失礼しました」と頭を下げ、法廷を後にしていった。
傍聴席からの退席の途中、ある傍聴人の男性がポツリと「(判決は)厳しいな」
こう、つぶやいた。

■私は量刑不当だと思う。
弁護人には控訴をしてもらいたい。

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by asatte_no_houkou | 2007-05-23 01:44 | 犯罪・刑罰・裁判
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