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【親族連続強盗殺人】松村恭造は初公判で何を語るのか
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親族二人に対する強盗殺人容疑などで起訴された松村恭造の初公判が近づいてきました。(注1)
報道されている事件の概要を簡単に振り返りたいと思います。
2007年1月16日夕方 
伯母の岩井順子さんを殺害し、現金約2万円などを奪う。

同日午後7時10分ごろ 
殺害された岩井さんが発見される。

1月20日
京都府警は強盗殺人容疑で逮捕状を取り、翌日全国に指名手配(非公開)。

1月22日午後10時半ごろ
松村恭造の大伯父である加藤順一さんに加藤さんの長男が電話を掛けると、加藤さんは松村恭造とみられる男が家に来ていることを長男に伝えた。

1月23日午前1時ごろ
加藤さんの頭を鈍器で殴って殺害し、約1万6千円の金品を奪う。

同日午後5時ごろ
加藤さん長男から「父と連絡が取れない」と110番通報。。
駆けつけた相模原署員が加藤さん方2階和室の押し入れから加藤さんの遺体を発見。

同日午後5時すぎ
練馬区内の路上において、岩井さんに対する強盗殺人の容疑で京都府警の捜査員に逮捕される。

2月21日夕方
加藤さんに対する強盗殺人の容疑で神奈川県警に再逮捕。

松村は犯行にかかわる調書の作成を拒否し、「裁判になるまでしゃべりません」と供述しているそうです。
初公判において何を語るのか。
注目されます。(注2)

(注1)初公判は、2007年9月10日午前10時から。
(注2)2007年12月26日、京都地裁101号法廷において行われた公判を傍聴してきました。この日は、検察側による被告人質問が行われました。詳しくはこちら

【追記】
「自分をほめてやりたい」親類2人強殺被告の初公判

 京都府と神奈川県で今年1月、親類2人を相次いで殺害し現金などを奪ったとして、強盗殺人罪に問われた住所不定、無職、松村恭造被告(26)の初公判が10日午前、京都地裁(増田耕児裁判長)で開かれた。

 松村被告は罪状認否で起訴事実を一部否認し、「2人も殺した自分をほめてやりたい」と述べた。

 起訴状などによると、松村被告は1月16日、京都府長岡京市の伯母、岩井順子さん(57)宅で、岩井さんの頭など十数カ所を刃物で刺したり、鈍器で殴ったりして殺害、現金約2万円などを盗んだ。さらに1月23日、神奈川県相模原市の大叔父、加藤順一さん(72)宅で、加藤さんの頭や顔を、テントを固定するくいで殴り殺害、現金約1万円などを奪った。

 松村被告はこれまでの調べに、事件への関与を肯定も否定もせず、「公判で明らかにする」と供述していた。

 公判は初公判を含め計8回開かれ、12月26日に結審する見通し。

■身勝手な論理振りかざす
 「人殺しぐらいやって当然だ」。京都地裁で10日開かれた親類連続強盗殺人事件の初公判。捜査段階で一貫して容疑の認否を避けてきた松村恭造被告(26)は、よどみない口調で罪を認めた。

 午前10時、白いシャツとズボンにサンダル姿で入廷した松村被告。送検時にあったあごひげはたくわえたままだが、肩まであった長髪の頭は丸刈りになっていた。

 「どうせ死ぬなら恨みのあるやつを殺してから死のうと思った」。裁判長に罪状認否を問われると、証言台の端に手を付きながらとうとうと語り出した松村被告。

 「自分は理不尽な目にあった」「より罪を重くして自分を追い込みたかった」。身勝手な論理を振りかざす“独演”は約10分間におよび、最後に「2人の冥福を祈るつもりはまったくない」と締めくくった。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/83619/

京都・神奈川で親せき2人連続殺人の被告 父親に「てめえの責任」と叫ぶ…京都地裁

京都と神奈川で親戚2人を殺害し金を奪った罪に問われている男の裁判で父親が証言 しましたが、被告の男は父親に対し「事件はてめえの責任」と叫ぶなど不規則発言を 繰り返しました。

松村恭造被告(26)は今年1月、京都府長岡京市でおばの岩井順子さん(当時57)を 殺害し金を奪ったうえ、神奈川県では大叔父の加藤順一さん(当時72)を殺害し金を 奪った罪に問われています。

松村被告の父親は殺害された岩井さんの弟にあたり、7日、法廷で証言しました。

父親は松村被告の生い立ちについて「息子が高校受験に失敗してから家庭内で暴力を振るうようになった」などと語りました。

これに対し松村被告は時折、父親をにらみつけ、「事件は半分以上がてめえの責任」などと叫び、裁判長からたしなめられました。

今月21日には松村被告の母親が出廷する予定です。
http://www.mbs.jp/news/kansai_GE071107222700062133.shtml

「3人目の殺害を考えていた」 連続親族殺害・松村被告の第6回公判

 親類2人を殺害して現金を奪ったとして、強盗殺人罪に問われた無職、松村恭造被告(26)の第6回公判が5日、京都地裁(増田耕児裁判長)で開かれた。

 弁護側の被告人質問で、松村被告は大叔父の加藤順一さん=当時(72)=の殺害後に「自殺しようとしたが死にきれなかった。どうせならさらに悪いことを重ねてやろうと思い、3人目の殺害を考えていた」と述べた。

 松村被告は伯母の岩井順子さん=当時(57)=を殺害した動機を「母親をいじめていたので敵討ちだった。(殺害して)達成感があった」と話した。

 また、2人の殺害前に凶器を用意し、計画的だったことを明らかにしたが、強盗目的については「殺すことに必死で、あとのことは考えていなかった」と否認した。

 起訴状によると、松村被告は今年1月16日、長岡京市に住む岩井さんを自宅で刃物で刺すなどして殺害し、現金約2万円などが入った財布を強奪。同月23日に神奈川県相模原市に住む加藤さんを自宅で頭や顔を殴打し殺害、財布などを奪った。
http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/kyoto/071206/kyt0712060207000-n1.htm


【拙ブログ関連記事】
京都・神奈川親族連続殺人事件 - 松村恭造被告人への被告人質問 「恨みのあるやつを殺してから死のうと思いました」

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by asatte_no_houkou | 2007-09-03 00:40 | 犯罪・刑罰・裁判
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