日銀総裁人事 ― せっかくだからじっくり議論すればいいんじゃないの?
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日銀総裁人事がもめにもめております。
このままだと、あの村上ファンドに投資をして大儲けしたことで有名な福井総裁(とっちゃん坊や)の任期が切れてしまい、日銀総裁が不在になりそう。

■まあでも、「だからどうなの?」って感じもします。
だってもともと今の日本は利下げの余地は乏しいんでしょ。
だったら日銀総裁がちょっとぐらいの時期いなくなったってそれほど影響がないんじゃないの?
しかも白川副総裁が総裁代行の地位に就くようだし。




■え?「総裁が不在だと国際的信用を失う」って?
そんなメンツがどうのこうのなんて話はどうでもいいよ。
なんやかんやいって日本の技術力はすごいよ。
ちょっとやそっとで投資家にそっぽを向かれるようなことにならないよ。

■なかなか総裁が決まらないのは民主党が反対しているから。
民主党が反対している理由の一つがこれ。
「大蔵省(財務省)に操られた日銀総裁が大量に国債を買いやがったから、国の財政は無茶苦茶になったやないか!アホー!!」

モノの値段が全体的に下がってしまう状況(デフレ)に苦しんでいた日本。
その状況を打破するためには、世の中に出回ってるお金の量を増やさなあかんわけです。
となると日銀が国債を買い取るのは当り前の金融政策。
民主党だってかつては同じような政策を主張していました。
となるとすると、民主党の反対理由は説得力がないように思う。

■まあでも2007年5月11日の毎日新聞の9面を見てみると、
日銀も(イギリスと)ほぼ同時期に日銀法改正で金融政策の独立性を得たが、「いまだに政治介入は続いており、対称的」(英HSBC幹部)とも見られている。
って記事を発見。

■あれれ??政府は「日銀法改正により日銀は独立性を担保されている」とか何とか言っているみたいだけど、外国から見るとそうじゃないみたいやんか!
やっぱり民主党の言う「財政と金融の分離が保てない」との理由は正しいものなのかいな?

■元経済企画庁長官の田中秀征はこう言います。
まず、(財務次官出身の武藤の就任を阻むことは)日銀は財務省からの独立を内外に明確に印象付けることができる。それに、(日銀副総裁からの)昇格といっても実態は最強官庁・財務省からの天下り。それを認めないことで、霞が関改革にかなりの効果を期待できる。

■まあ、どうあれせっかくの機会だから、じっくりと日銀総裁になるべき人物の資質とはどういうものかについて徹底的に議論をしてみるのもいいかもしれないですね。
「ねじれ国会」だからこそこういうことができるわけだからね。
国際経済学者の浜矩子教授はこんなことを言っています。
ここまで来たら、日銀総裁が空席になったとしても、どういう人物がふさわしいか政治でじっくり議論する好機ではないか。総裁不在でそういうことが起きるか、見てみるのもいい。


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by asatte_no_houkou | 2008-03-19 01:42 | 政治・経済に一言
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