【チベット問題】次々と抗議の声を上げる日本の仏教者
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前回、拙ブログにおきまして、書写山 圓教寺のお坊さんがお二人、テレビ番組に出演され、チベット仏教を弾圧する中国政府に対して抗議の声を上げられたことをご紹介いたしました。
この件に関し私は、
お二人に続くお坊さんが次々と出現し、日本の仏教が単なる「葬式仏教」ではないことを示していただきたいと思います。
などと、えらそうなことを書いたわけでありますが、今日、このような記事を発見しました。

チベット沈静化願い僧侶行進 '08/3/27
中国チベット自治区ラサでの大規模暴動の沈静化を願って、広島県内の仏教徒らが26日、広島市中区の原爆ドーム周辺を発着点に平和行進した。
行進を呼び掛けたのは、浄土真宗僧侶らでつくる「非暴力・仏教徒の会」。約100人が「殺すな、殺させるな」と書いた横断幕とプラカードを掲げて約1時間、原爆ドームから八丁堀までの往復約2キロを歩いた。行進に先立ち、中区大手町の西向寺で「チベットの現状」と題した講演会も開き、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世が2006年に広島を訪問した際の通訳で、広島修道大非常勤講師の野村正次郎さん(37)が大規模暴動をめぐる背景を解説した。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200803270056.html




■私の知らないところでたくさんの仏教者の方がすでに抗議の声をあげておられたのですね。
失礼しました。
無知を恥じ入ります。
Webサイトにおきまして抗議の声明を発表されている宗派もありました。

平和と共生を追求する浄土宗平和協会(Jodo Shu Peace Association)は、浄土宗唯一の平和団体として、チベット仏教の聖地であるラサ市をはじめ中国各地において、僧侶・市民と治安部隊の衝突により多くの死傷者が出ている深刻な事態に対し、深い憂慮を表明します。この衝突によって命を喪い、また傷ついた人々に対し、悲しみを同じくしております。非暴力を標榜する浄土宗は、いかなる理由があろうとも武力をもって間題の解決をはかることを否定します。私たちは、チベットの人々の苦しみに深い思いをはせております。
http://www.jodo.or.jp/heiwa/080321seimei.html

私たち日光修験道は、中華人民共和国の暴虐行為、殺人行為、民族と文化の抹殺行為、宗教破壊行為等に対して、甚深なる憤りをおぼえ、ここに強く抗議するものである。

中国政府は、この度のチベット弾圧事件で、その歴史的傲慢さを露呈した。自ら共和国建国前に受けた中国人民の苦しみを忘れてしまっている。現中国政府が他民族を虐待することは、まさに独裁、拝金、覇権主義国家であることを示している。その主張と行為は、厚顔無恥以外の何ものでもない。

このような思考の指導者集団である中国共産党政府に、断固抗議し、懺悔の機会を与えるものである。
http://www.nikko-shugendo.com/

■ところがであります。
抗議の声を上げないばかりか、中国政府の片棒を担いでいるお寺があります。
そうです。
善光寺です。
この善光寺は、北京オリンピックの聖火リレーのスタート地点を提供しています。

■同じ仏教者がひどい目にあわされているのにもかかわらず、何知らぬ顔で場所を提供する善光寺。
恥ずかしく思わないのでしょうか。
KYにもほどがある。
このような行為をする善光寺は、弾圧、虐殺を繰り返す中国政府と同罪といえるのではないでしょうか。

■「ムーブ!」(ABCテレビ)において、仏教者の宮崎哲弥が怒りのコメントをしました。
私は仏教者として許しがたく思うのは善光寺です。
仏教者が迫害されている。
(にもかかわらず)依然として(聖火リレーの)出発点でいいのかと。
これは日本の全仏教者に突きつけられた課題だと思います。


【追記】
善光寺が聖火リレーの出発地の返上を決断されました。
英断だと思います。
今年の夏にでも善光寺に参拝しに行こうと思います。
Excite エキサイト : 社会ニュース
<聖火リレー>善光寺返上…「チベット、仏教者弾圧を憂慮」
 北京五輪聖火リレーの国内唯一の開催地、長野市で26日に行われる聖火リレーで、出発地の返上を聖火リレー市実行委員会に申し入れた国宝・善光寺は18日、理由の一つとして「チベット人権問題」を挙げた。実行委は同日、返上を受け入れ、日本オリンピック委員会(JOC)などに報告、ルート変更の検討を始めた。変更は最小限にとどめる方針。名誉副会長を務める鷲沢正一市長は緊急会見で、週明けにも善光寺周辺の候補地4カ所から選定する考えを示したが、善光寺に隣接する城山(じょうやま)公園が最有力となっている。
 善光寺は17日の幹部会議で、チベット問題に関する抗議活動や警備問題などを念頭に「出発地返上」を協議。18日朝、「総意」として返上することを市実行委に伝えた。その後の記者会見で若麻績(わかおみ)信昭・寺務総長は返上理由について、重要文化財の三門や参拝客への安全対策に加えて「チベットの人権問題」を指摘。「チベットでの無差別殺人や、仏教者への弾圧は憂慮される。善光寺での出発式に反対する声も多く寄せられた」と述べた。
 コース変更を巡って、市実行委と北京五輪組織委員会など関係者は18日、新たな出発地点の検討を始めた。当初のコースと同じ中心市街地を走ることが可能な信州大グラウンドや城山小校庭など4カ所を候補地とすることを確認した。このうち有力視される城山公園は善光寺に隣接し、適度な広さを確保できることなどが理由とみられる。
 これに関連して、長野県警の石井隆之本部長は同日の県議会答弁で、中国側が警備役「聖火警備隊」の派遣を検討することについて「県警が責任を持って実施したい」と述べ、受け入れに否定的な見解を示した。【藤原章博、福田智沙】

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by asatte_no_houkou | 2008-04-11 03:02 | 社会の時間
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