なぜ改憲(憲法改正)論議がタブーとされてきたのか。
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■以下は『そろそろ憲法を変えてみようか』(致知出版社)より慶応大学教授(憲法学)の小林節先生の発言です。



フランスやアメリカのような先例国と違って、民衆が自分で憲法を作っていないという点に原因があると思っています。
日本の民衆は、これまで一度として自らの手で憲法を作り上げたことがないのです。

江戸封建体制から明治憲法(大日本帝国憲法)体制への移行は、強力な軍事力と天皇の権勢によって行われたものでした。
『あの徳川さんを倒した偉大な天皇様から払い下げ渡された憲法である。』という感覚が民衆には強くあったと思うのです。

明治憲法には告文が付いていますが、あれもいわば祝詞宣命の類であって、神々しい言葉が書かれています。
そういう意味では、当時の日本民族にとって、憲法とは空から降ってきたもので、アンタッチャブルなものだったと思うのです。

ところが『神風』を吹かせるはずの神様がピカドンでマッカーサーに張り倒されて、新しい憲法が作られることになった。
しかし、そこでも民衆は憲法作りにはタッチしていません。
今度はマッカーサー元帥様が新しい憲法を下げ渡してくださったわけです。

そういう意味では、『国民主権国家・日本』といくら言ったところで、日本国民は主権者たる一番の原点になる憲法制定行為をやっていないことになるのです。
そのため、日本人には『憲法とは下げ渡されるもの』という感覚が身についてしまっているのではないかと思うのです。
だから、憲法を語ることがずっとアンタッチャブルなものにされ続けてきたのではないか、と。

■全く小林節先生の言うとおりですね。

■憲法の本質は、国民の統治権力への命令です。
国民が憲法を通じて統治権力に対して命令をしているんです。

「え?いつ俺たち国民は命令したんだ?」
誰もがそう思うはずです。

■それは当たり前の話。
現行憲法の制定に日本国民はタッチしていません。(国民投票がなされていない)

■現行憲法はアメリカ製なんですね。
つまりアメリカが日本の統治権力に命令しているんです。(笑)
なんじゃそりゃ!! 日本はアメリカのポチ(「言いなり」と言う意味)だって
言われているけど、日本国憲法がその根本的な原因だったんだ!

■政府が憲法違反の行為をしたとしても、ほとんど誰も文句を言いません。
そりゃそうだ。
日本人には、自分たちが憲法を作ったと言う意識がないんだもの。
政府の憲法違反行為について誰も関心がないよ。

■これじゃ民主主義国家とはいえないよね。
似非民主主義だ。

■じゃあどうすればいいの?
答えは簡単です。
国民が日本国憲法を創ればいいのです。
もちろんその結果、今と同じ内容の憲法になってもいんです。
重要なのは国民が憲法を創ること。

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by asatte_no_houkou | 2004-07-23 00:18 | 日本国憲法を考えよう
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