淀川水系ダム問題 - 無駄なダムなんかいらない!
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■ねじれ国会。
そのおかげで、公務員改革法が成立し、ハゼみたいな顔をした渡辺喜美大臣が号泣しました。
この公務員改革法の主眼とするところ。
それは、疑似共同体化した省庁に風穴をあける点にあると言われています。

■日本は伝統的に「お百姓さんの国」。
そのため、一緒に働く組織が「運命共同体」になります(協働共同体)。
なので、官僚は、自分が働く組織の利益(省益)が大事になっちゃう。




■財務省共同体、経産省共同体、厚労省共同体・・・
それぞれが自分とこの「ムラ」の縄張り争いにあくせくする。
そして組織のメンツを大事にする。

■6月20日、国土交通省が「河川整備計画案」というものを公表しました。
その中身は、淀川流域での4つのダムの建設と再開発。
大戸川ダム、川上ダム、丹生ダムの建設と、天ケ瀬ダムの再開発です。

■ところがこの4つのダム。
今年4月に、同省の諮問機関である「淀川水系流域委員会」が「建設は不適切」との中間意見書を出しました。
費用対効果を考えて、「ダム建設より堤防の補強をしたほうがいい」というのです。

■たとえば、滋賀県に計画中の大戸川ダム。
200年に1度の大洪水が起きた時に、下流の大阪市で水位を最大19センチ下げるだけの効果しかないことがわかりました。
しかも「19センチ」というのは計算誤差の範囲でしかないというのです。
つまり、ダムを作ってもほとんど意味がないということですね。

■にもかかわらず、国交省は、ダム建設に固執。
彼らは「国交省共同体」のメンツにこだわっているわけです。
「いったん始めた事業を途中でやめちゃったら、俺たちのメンツが立たないじゃねぇーか!」
こういうわけですな。

■改めて言うまでもなく、今、日本の財政は大変な状況。
火の車です。
どうでもいいメンツのために、莫大な費用がかかるダムを作る余裕なんてありません。

■河川法によれば、計画案について流域の知事は意見を言えるそうです。
国交省は、今後、この河川法に従い、建設費の一部を負担する滋賀、大阪、京都、三重などの知事から意見を聞くそう。
大阪と言えば、橋下徹知事

■先日、橋下知事は、財政再建のため「大阪維新プログラム」を発表しました。
人件費や事業などを大胆に削減、見直しをしたこの大阪維新プログラム。
多くの大阪府民の喝采を浴びています。

■もし国交省の言うとおりダムを建設すれば、大阪府も莫大な費用の負担を強いられます。
でも、大阪府にはそんな金はない!
橋下さんよ、労組との団体交渉の際に対して見せたあの毅然とした態度を、国交省に対してもみせてくださいよ。
期待してまっせ。
国の事業「府の負担金、支払い拒否も」 橋下知事が答弁 2008年7月4日
 大阪府の橋下徹知事は3日の臨時府議会で、自治体に支払い義務が生じる国直轄事業負担金について「支払いの拒否も辞さない」と答弁し、国が一方的に負担を求めてきた場合は協力を拒む姿勢を鮮明にした。国土交通省の淀川水系4ダム建設計画案は、大阪府を初めとする流域府県の負担金が前提となっており、橋下知事の姿勢は国の対応にも影響を与えそうだ。

 この日の代表質問で、自民党の浅田均府議が国直轄事業負担金制度の見直しについて質問したことに答えた。

 橋下知事は負担金制度について「国から十分な説明がなされ、府の実情を考慮のうえ進められるのが本来の姿」と指摘。そのうえで「仮に府の意向を無視して一方的に負担を求められる場合には、支払いの拒否も辞さない覚悟で対応する」と語った。淀川水系の河川整備計画案についても「他の事業との優先順位なども勘案し、意見を述べていく」と強調した。

 橋下知事は議会後、報道陣に「現時点では(国交省近畿地方)整備局から丁寧に説明は受けているが、今後の協議で一方的になれば今日の基準が当てはまってくる。国の対応次第」と説明。「税金を預かる者として無条件に従うわけにはいかない」と語った。

 4ダムのうち形式が決まっている3ダムについて府は156億円を負担し、今年度以降も254億円の支出が見込まれている。地方財政法は、負担金の額に不服がある場合、総務相を通じて内閣に意見を述べられると定めているが、「支払わなかった場合の規定はない」(総務省財政課)という。
http://www.asahi.com/special/08002/OSK200807030081.html
いいぞ!橋下知事!

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by asatte_no_houkou | 2008-06-22 02:10 | 政治・経済に一言
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