■ホリエモンこと堀江貴文氏(ライブドア社長)が自民党から出馬するようですね。(TBSラジオの「アクセス」にて宮崎哲弥氏談) ホリエモンバッシングを繰り広げていた保守派の人々はどう考えているんでしょうね? 保守派の人々は自民党支持。 その自民党からホリエモンが出馬。 ありゃりゃ・・・ (結局、ホリエモンは無所属で出馬となりました) ■宮崎哲弥さんが言っていましたが、ホリエモンの思想はリバータリアニズムだそうです。 リバータリアニズムとは、自由至上主義のこと。 要するに、社会的平等よりも個人的な自由の確保と国家権力の制限を重視して、「最小国家」を要求する思想のことです。 ■たしか、アメリカの伝統的な保守派はこの立場なんですよね。 実はと言うと、「最小国家」を要求する、このアメリカの伝統的な保守派の方々は、アメリカ軍が外国に駐留することに反対なんです。 でも今はブッシュ大統領にうまいように取り込まれちゃいましたが・・・ ついでに言っておくと、ネオ・コン(新保守主義)は一見、保守のような顔をしていますが、本質は左翼的なんですよね。 ネオ・コンの人たちって元左翼学生の集まりだしね。 ■話が逸れましたが、元に戻して・・・ 一方、小泉内閣、(っていうか竹中平蔵)の思想はネオ・リベラリズムと言われています。 ネオ・リベって言われているやつですね。 ネオ・リベとは、新自由主義のこと。 つまり、政府による規制や保障を撤廃・緩和し、市場にお任せをして、民間企業の自由な活動を推進しようとする思想のことです。 まあ、簡単に言えば「小さな政府」のことです。 イギリスのサッチャー元首相やアメリカのレーガン元大統領の政策(サッチャリズム・レーガノミクス)に代表されるものですね。 ■リバータリアニズムとネオ・リベラリズムとはどの角度で見るかの違いだと思います。 つまり、ほとんど同じということ。 小泉自民党とホリエモンの考え方はほぼ一致するということです。 だから小泉自民党からホリエモンが出馬することは、まあ当然のことということですね。 ■ちなみに、僕はこのような考え方には賛成できません。 だって、この考え方では「強者」と「弱者」が二極分化し、固定化してしまう。 ほんの一握りの「強者」はずっと「強者」のままになって既得権益となる。 大多数の「弱者」はずっと弱者のまま。 弱者はやり直しなんてできっこない。 ■僕はこう思います。 全員に平等に機会が保障されていて、頑張った人は報われる。 つまり頑張れば「強者」になれる。 でもそれは既得権益にはならない。 頑張ったけど失敗した人つまり「弱者」の中で、ヤル気のある人は、もう一度やり直しの機会(「強者」になれる機会)が与えられる。 そういう社会がいいな。 ■新自由主義とは違う。 社会主義・共産主義とも違う。 「第三の道」を日本は目指すべきだと思う。 民主党にはその道を目指してほしい。 ■「小泉自民党と民主党とはどう違うのか?」と巷では言われていますね。 民主党はこの辺をもっとマニフェストなどでアピールすれば良いと思います。 そうすれば小泉自民党に勝てるんじゃないかな? どうでしょうか? 第三の道―効率と公正の新たな同盟 アンソニー ギデンズ Anthony Giddens 佐和 隆光 / 日本経済新聞社 【追記】 ホリエモンは無所属での出馬となりました。 この記事が面白かった/興味深かったと思った方は→人気blogランキングへ
by asatte_no_houkou
| 2005-08-17 02:43
| 政治・経済に一言
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