![]() Excite エキサイト : 政治ニュース ■戦陣訓。 これには 「生きて虜囚の辱めを受けず、死して罪禍の汚名を残すなかれ」とある。 これは要するに・・・ これは要するに、捕虜となった者に対しての、自殺の強要である。 実質的な「死刑宣告」である。 結果、多くの方々が「死刑」にされた(しかし、「エリート」で「主流に立つ人」にはこの戦陣訓は適用されなかった)。 ■本来、捕虜になることは軍人の権利であって、恥となることではない。 国際法上認められた軍人の特権である。 欧米ではもちろん日本においても(例えば、日清・日露戦争)、捕虜は一般的に恥ではなく、軍法違反でもなかった。 ■ところがである。 第一次上海事変から事態が急変。 東条英機陸軍大臣が戦陣訓を公布した。 ■なぜか。 軍の上層部が腐朽官僚制の様相を呈し、国民の信頼が衰えた。 ■これにより、捕虜になることは、実質的に「死刑」となった。 そもそも軍隊の目的は、戦争に勝つことである。 戦争に勝って国益を確保することにある。 決して死ぬことが目的ではない。 ■なのに、多くの捕虜が実質的に「死刑」にされた。 無駄死にを強いられた。 「軍共同体」なるものの組織維持のために。 日本を敗戦に導いた最大の要因は、軍部すなわち「軍隊一家」とも言うべき共同体の要請が、全てに優先し、国民はその要請に対応すべき存在とされてしまったことである。 ■首相の靖国参拝に賛成の立場を表明している、精神科医の小田晋氏はこのように言っている。 【東條への違和感】 ■全く同感である。 大東亜戦争は、マッカーサーの言うとおり「自衛戦争」の側面もあった。 結果として、アジアを欧米列強から解放へと向かわせた。 東京裁判は、戦勝国による一方的な報復であり、国際法上違法なものである。 ■しかし、である。 東条英機が公布した戦陣訓により多くの命が失われた(無駄死に)ことを、今後の教訓として私たちは決して忘れるわけにはいかない。 そして政治家の責任の重さを。 今回の小沢一郎の発言を聞いて、改めて思った。 この記事が面白かった/興味深かったと思った方は→人気blogランキングへ
by asatte_no_houkou
| 2006-04-12 00:38
| 歴史を考える
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