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【生き埋め殺害】元東大阪大生ら3人に懲役刑
<生き埋め殺害>元東大阪大生ら3人に懲役刑 大阪地裁 [ 05月31日 11時59分 ]
東大阪大(東大阪市)の学生ら2人が生き埋めにして殺害された事件で、このうち1人への殺人罪などに問われた元東大阪大生、佐藤勇樹(22)と無職、徳満優多(22)の両被告に対し、大阪地裁はともに懲役9年(求刑・ともに懲役18年)を言い渡した。無職、佐山大志被告(22)は懲役7年(同・懲役15年)。和田真裁判長は「首謀者に安易に同調し暴走させる結果を招いた責任は重い」としたが、「関与は従属的だった」と述べた。【川辺康広】

■なるほど、そうきましたか。
前に私は、検察の求刑は重すぎるのではないかと書きました。
http://asatteblog.exblog.jp/5301584/



■この事件は広畑智規が立案をし、それを主に小林竜司が過激に実行しました。
一方、徳満、佐藤、佐山の3人は、主犯格の2人の言われるがままに、その場の空気に流された。
しかも彼らの加功の態様はかなり従属的です。

■とりわけ徳満は一時は暴行を受け、トランクに監禁されていました(小林によればドッキリだったそうです)。
佐山についても主に見張りをしていたにすぎません。
とすれば、検察の求刑(徳満の求刑は懲役18年・佐山は懲役15年)はあまりにも重すぎるのではないか。

■小林竜司への判決の中で和田真裁判長は「(小林)被告がいなければ殺害はなかった」と述べていました。
このように小林を、他の共犯者に強い影響力を与えた首謀者と認定したことから推測すると、徳満、佐藤、佐山に対しては、求刑より軽くなるのではないか。
そう考えれらました。

■そこで昨日(5月31日)の判決。
徳満・佐藤は懲役9年、佐山は懲役7年
う~む、求刑より軽いのはいいんだけど、ちょっと軽すぎるんじゃないかな。
検察は面目丸つぶれなんではないでしょうかね。

■小林は逮捕前に「わしが主導して4人でやったことにせい」と言っていたそうです。
事件前に「藤本さんらから暴行を受けた」などと府警に被害届を出していた同大3年 佐藤勇樹(21)、アルバイト徳満優多(21)の両容疑者と、徳満容疑者と親しい佐山大志容疑者(21) の計3人については、真っ先に疑われることから、小林容疑者が 「わしが主導して4人でやったことにせい」 と「自首」を指示。 3人は約1時間後に近くの岡山南署に出頭した。
小林容疑者の元同僚の少年3人と、同容疑者の小中学時代の同級生だった大阪府立大3年 広畑智規(21)、大阪商業大4年白銀資大(22)の両容疑者の計5人については「将来がある」 などの理由で、事件への関与を隠すことにした。
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1151812764/
今回の判決の量刑を見ると、小林の思いはある意味実現されたとみるべきなのでしょうか。

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by asatte_no_houkou | 2007-06-01 02:09 | 犯罪・刑罰・裁判
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